東京は大病院の受診を簡単にしすぎ!医師から見たお話。

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3月で異動するので、最近忙しさが半端じゃないです。

4月から久々に東京外で働きます。

今回、東京の患者の質の低さについて考察。(もちろんすべての患者ではありません。こういう患者が多いせいで、医療崩壊が起きていることを知ってほしいというお話。)

大病院とクリニックの違い

まずは大病院とクリニックが役割が違うことをご存知でしょうか?

大病院は、がんの治療、急性期疾患の入院や特別なケア(胃瘻や気管切開、先天異常がある)の必要がある患者を診るところ。

クリニックは、風邪や慢性疾患などコントロール可能な患者が通院するところ。

多くの方がご存知だと思います。

小児科医として都内勤務は初だったのですが、ぼくがいた病院周辺の患者の受診の仕方がひどかった!

大病院を受診する軽症患者

平然と予約なしで来院、「ちょっと風邪気味なんでみてほしい」って…

小児科医から言わせたら、こういう患者・家族が医療崩壊を起こしている張本人だということを知ってほしい。

なんでクリニックを受診しなかったのか聞いても、

「いや、クリニック行くのめんどくさいから。」「大きい病院の方が検査とかもできるし」

軽症患者を診るために大病院は存在しているんじゃない!

原因は日本の医療制度と悪用している患者と家族

日本の医療はどこを受診しても、料金(医療費)が一律で、素晴らしい制度です。

これって他の国ではなかなかないことです。

海外であれば、大病院を受診しようものならとてつもない額の請求がきます。

日本では、タダだから(どこにいっても値段変わらないから)せっかく受診するなら、「大きい病院に行こう」って…

病院勤務の医者からは確実に嫌われます。

制度を悪用しているようにしか感じられません。

言い方悪いけど、生活保護を悪用している人と同じ。

救急外来はもっとひどい

以前にも記事を書いたんですが、天候が悪ければ、患者が来ないんです。

救急外来は雨の日だと患者数が少ない!普段のコンビニ受診の多さについて。

2016.03.15

天候が悪いと子供は風邪もひかずに、みんな元気ということならいいですが、そんなことはありえないですよね。

受診理由もひどい。

「明日仕事があって、日中に連れて行けない」「夜は空いているから早く診てもらえる」など

救急外来に軽症患者がたくさんきた場合どうなるのか?

重症患者の対応が遅くなって重症化したり、入院している患者が遅れたりと、他の患者に迷惑かけています。

救急外来は空いているのではなくて、重症患者をすぐに治療できるように待機しているんですよ。

実際、軽症患者が大量にきて、重症患者を断らないといけない場面もありました。

誰が医療崩壊させているのか。

ぼくは軽症患者による大病院の悪用だと思っています。

4月から大病院の外来制度が変わります。

大病院は4月以降、紹介状なしの受診だと、初診料 5000円・再診料 2500円以上を義務付けられました。

これは保険適応外なので、老若男女・保険の内容を問わず、自腹でお金を払うようになります。

この制度に批判的な人がいますが、なぜ?

救急外来には適応されないので、悪用していた人しか被害ないと思うけど…

まとめ

ぼくは小児科医として初めて東京で勤務したけど、いた地域もあるのかひどかった。

大病院を受診する際は、患者側も節度を持たないと医療崩壊が起きます。(実際起きています。)

簡単に利用していたら、その小児科がそのうち撤退して、離れたところに受診しなきゃいけなくなりますよ。

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