ジカ熱って何?

Sponsored Link

最近ニュースになっている話題。

ハワイで小頭症の新生児、ジカ熱の感染を確認 米国で初

ジカ熱ってご存知でしょうか?

自分も見たことはありませんが、今後上陸してくる可能性もあり、勉強してみました。

 

ジカ熱とは

ジカ熱とはジカウイルス(Zika virus)により発症する感染症です。

10年くらいまでは限られた地域の感染症で報告数も少なかったようです。

小規模の流行はありましたが、あまり話題にはならず。

2015年にブラジルで小頭症の赤ちゃんが多数生まれたことによりニュースにはなっていました。

小頭症児急増…蚊媒介感染症、妊婦は渡航自粛を

記事にもありますが、専門家は妊婦のブラジルへの渡航自粛を呼びかけています。

ちなみに日本では過去に3例の報告があるそうです。(3例とも国立国際医療研究センター 感染症科 忽那先生が報告しているようです。)

今年になり、CareNetでも特集されています(登録していないと見られないようです)。

http://www.carenet.com/series/kutsuna/cg001313_016.html

上記サイトより引用させていただきました。

なぜこの小頭症患者の増加が、ジカ熱によるものと考えられているのかというと、一つはこの小頭症患者が増加している地域とジカ熱が流行している地域が一致しているということがあります。そして、もう一つは妊娠中にジカ熱に矛盾しない臨床症状を呈していた妊婦2人の羊水からジカウイルスが検出され、胎児が小頭症であることが確認されたということも、ジカ熱の関与を強く疑わせます。また、2013~14年とジカ熱が大流行していたフランス領ポリネシア(タヒチ)でも、小頭症患者が増加していることが報告されています。この小頭症患者の増加を受けて、ついにブラジル保健省は「ジカ熱の流行地域の女性は妊娠を控えてほしい」という声明を発表するに至ります。

まだはっきりとした原因はわかっていませんが、今までの経過からジカウイルスと小頭症は関係しているようです。

ジカ熱と小頭症はやっぱり関連がありそう…

2016.03.15

新しい論文では、小頭症の胎児の脳からジカウイルスが検出されたそうです。

ジカ熱の感染経路

ジカ熱はネッタイシマカがジカウイルスを媒介する感染症です。つまり少し前に話題になったデング熱と同じ感染形式です。なので、冬がある日本では蚊が越冬できないため、日本に定着することは今のところなさそうです(温暖化などで越冬できるようになれば話は別ですが…)。

日本人の感染者は今まで海外から帰国し発症しています。

国立感染症研究所のホームページにも載っていました。

タイ・サムイ島から帰国後にジカ熱と診断された日本人旅行者の1例

上記のサイトにも書いてあるのですが、生息範囲が広いようです。

今まで報告されているよりも広い範囲にジカ熱が分布している可能性が懸念され、また、日本からの渡航者が多いタイのリゾート地であるサムイ島での感染が確認されたことから、これからも輸入症例が発生する可能性が高いと考えられる。

CareNetに流行地域の図があったので転載。意外と範囲が広いです。東南アジアでも流行が確認されています。

20160118141854

http://www.carenet.com/series/kutsuna/cg001313_016.html

症状・治療法

ジカウイルスに感染しても発症するのは5人に1人程度で、症状も微熱や発疹、関節の痛みなど軽度にとどまると言われています。治療法はウイルス感染症なので対症療法が中心となります。文献も見るとデング熱より軽症になるようです。

予防

これはデング熱と一緒で蚊に刺されないようにすることです。虫除けスプレーなども使用し、蚊に刺されないようにしましょう。

2016年はリオデジャネイロオリンピック

オリンピックは夏なので、デング熱同様に帰国者がウイルスを持って帰り、国内で流行する恐れもあります。

まだ冬なので日本国内は問題ないですが、蚊が発生する時期(夏)は防虫剤や露出の多い服は着ないなどの対策をしましょう。

小頭症の赤ちゃんを発生させないためにも、オリンピックに行く方は防蚊対策、医療関係者は輸入症例を早期発見・診断して蚊に媒介させないことが大事ですね。

オリンピック前になったらメディアも報道し、注意換気をして欲しいところですね…

最後に

日本で報告されている3症例を見つけた忽那先生のジカ熱のスライドがネット上にありました。皮疹や充血の写真もあるので、診断に有用かもしれません。興味ある方は参照してみてください。

ジカ熱を知り、ジカ熱に備えよう!

Sponsored Link