こんにちは、ふー(@dr_fooooo)です。

ぼくは普段小児科医としてこども病院で働いています。

このブログでは、小児科医であるぼくがわかりやすく医療のことをお伝えしています。

今回のお話は、お医者さんの給料のお話

毎年恒例(?)の医者の年収公開記事です。

今回は医者6年目の給料です。

今までの記事はこちらから

毎年、ぼくの年収を公開しているこの企画。

今年は医者6年目の年収・給料です。

2017年はある大学病院勤務をしていました。

今回はその部分を含んだ給料を紹介していきます。

やはり大学病院の給料は低かった…

6年目の医者ってどういうポジションなのか?

初期臨床研修医(一般的に研修医)の2年が終わり、自分の進みたい診療科に進んで、専門的なことをやっている時期です。

年齢的には30-35歳前後になります。

小児科医では、専門医を取得する学年です。

小児科は最初数年で肺炎や胃腸炎.アトピー性皮膚炎の治療、成長・発達などの一般的なところを学びます。

小児科専門医を取得学年前後からサブスペシャリティーという次の分野を学ぶシステムがあります。

サブスペシャリティーには、こどもの心臓(先天性心疾患: VSDなど)や、新生児(早産低出生体重児)、血液腫瘍(白血病や小児がん)、腎臓(ネフローゼ症候群など)、内分泌(性分化疾患、低身長、ホルモンなど)、神経(てんかんなど)など一般小児科では扱うことが難しい範囲が多いです。

ぼくもサブスペシャリティー(ぼくの場合は血液腫瘍)を選択し、専門施設で勉強しています。

ちなみに給料は地域や医局によって勤務形態は異なります。

ぼくは2017年は大学病院での勤務でした。(大学病院の若手医師は薄給です。)

ちなみに医師の平均年収ってどれくらい?

実際の平均年収はどれくらいでしょうか?

平成29年の賃金構造基本統計調査によると平均年収は1232万円となっています。

平均年収を紹介しているのようなサイトでは勤務医の年収は○万円などと紹介していますが、相当テキトーです!

理由は、「賃金構造基本統計調査」は厚生労働省の調査ですが、これは「決まって支給する現金給与額」は外勤(アルバイト)の分は含まれていません。

「会社員の副業が公開されていますか?」

されていたら、副業禁止の会社で働いている人は大変ですよね?

医師は外勤や講演会など副収入もあるため、勤務地の給料だけではないことが多いです。

Googleの検索アルゴリズムのせいでもあるのですが、テキトーな年収が検索上位に出てくるのは本当に残念です。

ぼくが紹介するのも1個人の年収で同期でもばらつきがあるのをご承知ください。

また、これから紹介する給与は税金が引かれる前の額です(決まって支給する現金給与額と比較できるようにするため)。

医者6年目の年収・給料は?

2017年3月まではある地方病院の常勤で働いていたので、基本給が大きく違います。

その給料は…

1-3月 約352万円(月給 約117万円)

4-12月 約186万円(月給 約21万円)

 

そして外勤(アルバイト)がこちら。

4-12月 約562万円

というわけで、合算すると年収は

約1100万円

でした。

ここから詳細を見ていきましょう!

市中病院の給料

1-3月までは市中病院の給料です。

月額 約117万円

正直もらいました(笑)

このときはまだ医者5年目です。

年収換算だと約1404万円です(笑)

再度言います!医者5年目です!

年齢で言えば、30歳前後です!医員(一般企業でいうと平社員)です。

このときは外勤(いわゆるアルバイト)もしていませんでした。

同僚は外勤もしていたので、さらに給料増やしてました!

このままこの病院にずっといようかと思いました(笑)

大学病院の給料

市中病院の給料をずっとつづけることも可能でしたが、ぼくはもっと専門分野を勉強したいと思い、医局にお願いし、大学病院での勤務となりました。

そのため、4-12月までは大学病院での給料です。

月額 約21万円

3月から4月、たった1か月で約100万円の減収です(笑)

というより21万円って…

3月までの病院は8-19時くらいの勤務時間でした。

4月からの大学病院は7-22時くらいの勤務時間です。

勤務時間増えたのに給料が激減したけど?

医療業界の闇です。

大学病院勤務の医者は、研究者でもあり、高度プロフェッショナルと同義であるとのことで、一切の時間外勤務が支払いされていませんでした。(2017年の時点です。今は労働基準監督署の指導を受けて是正されているところが増えています)

そんなところ誰も勤務しなくない?

そうおもわれがちですが、医者は先進医療をしたい(勉強したい)という人も多く、「無給でもいいから働かせてくれ」と言う人もいます。

最先端医療は、安月給で働いている医師で支えられているのは事実です。

外勤(アルバイト)で収入を増やす!

安月給で暮らしていくのは難しいので、外勤(いわゆるアルバイト)をします。

大学病院から許可されているのは、週に半日のみ。

でも、大学病院から与えられる外勤はすごかった!

ぼくは4時間ほどクリニックのお手伝いをしていたのですが、

4時間で8万円!

時給2万円でした。

ちなみに2時間で診察する患者はたった5-10人のみ。

やっぱり大学病院(医局)から与えられる外勤(アルバイト)ってすごいなと思いました。

ただ、それだけでは生活ができないので、関連病院の当直バイトなども行っていました。

すべてを合計すると

4-12月 約562万円

つまり年間の収入の半分は外勤(アルバイト)でした。

大学病院はやっぱり給料が低い…

そして外勤(アルバイト)が高いことに感謝した1年でした!

まとめ

大学病院でも若手は簡単に1000万円は超えますが、市中病院と比較すると低いです。

約半数が外勤(アルバイト)で稼ぐって問題があると思います。

もう少し大学病院から給料でないものか…

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